2020-01-01から1年間の記事一覧

お皿って何?

きょうは土曜日。歩睦と2人で1日過ごす日だ。 午前中に洗濯と、お流しと、掃除を終えると、もうお昼時。歩睦の食事を準備して、自分の昼食を準備して、ようやく一息つけるのは午後1時を回る。天気がよければお出かけだけど、最近は雨が多くて、家にいること…

しんどい運動会

去る日曜日は、朝から降り続いた雨が夕方になってようやく上がり、あゆむと妻との3人で、ちょっと遅めの散歩に出た。南武線をこえて、多摩川までぶらぶら。1日中家でゆっくりしたせいか、それとも少し長めのお昼寝のせいか、あゆむはすこぶる機嫌がいい。ベ…

うんちは汚い?

突然ですが、うんちって汚いと思います?そりゃあ汚いだろうって?そう、もちろん汚いですよね、もちろん。赤ん坊がうんちをどこにするかというと、そう、オムツですよね。で、そのオムツを取り替えるのは、当然親なわけです。広岡家では、オムツは紙と布の併…

地上22cmの世界

時刻は、朝7時。場所は、うちの中で最も落ち着く個室空 間。先ほどからの努力のかい空しく、なかなかお通じがこない。よっしゃ、もうひとふんばり! と、そのとき、扉の下から小さな手がひょっこり顔を出した。 トイレまで入ってくるとは、うるさいやつ。それ…

肺炎で3週間の入院

「ポタッ、ポタツ、ポタッ」針の先からしずくが落ちる。腕の中にはあゆむがいる。「ポタッ、ポタッ、ポタッ」1時間に40ミリリットルのスピード。「ポタン、ポタン、ポタッ」 時刻は午前3時。ビニールの袋の中には200ミリリットル残っているから、この点滴が…

妻には負けない!

中学に入って、自分の死について考えることが多くなった。 特に理由はない。若いときにはよくありがちな、命の揺らぎと でもいうのだろう。ふとした瞬間に、絶体絶命の場面を想像して、そのとき自分が何を思っているのか考えた。ビルから落ちていく瞬間も、…

妻には負けない!

中学に入って、自分の死について考えることが多くなった。 特に理由はない。若いときにはよくありがちな、命の揺らぎと でもいうのだろう。ふとした瞬間に、絶体絶命の場面を想像して、そのとき自分が何を思っているのか考えた。ビルから落ちていく瞬間も、…

ごみ箱をひっくり返すと、そこはワンダーランド

リビングであゆむと2人で過ごしていたときのこと、気づくとあゆむの姿が見えない。ついさっきまでカーペットの上で遊んでいたのに…。とそのとき、卓袱台の下から「うぇーん、うえーん(ガン、ガン)」と泣き声がした。いた、いた、卓袱台の下にあゆむがいた。…

保育園のハンガーストライキ

翌年の4月、あゆむは保育園への入園を果たした。それと同時 に、自分のなんちゃって育休は終わり、妻ともども週5日のフ ルタイム勤務が始まった。そして今日は、はじめてお迎えの日。4月に職場の 異動があって、まだ新しい環境になじんでいないにもかかわら…

心臓の手術

あゆむの健康を語るとき、手術のことは避けて通れない。 生後一週間で、小児科の先生から「心臓に穴が開いている。半年以内に手術が必要」と告げられ、結局、4か月後の8月29日に手術をすることになる。 病名は心室中隔欠損。左心室(全身にきれいな血液を送…

生まれたときのこと

著者とあゆむ 平成16年4月、あゆむは予定より1か月早く帝王切開で生まれた。 1918gの低体重児(いわゆる未熟児)で、生まれてすぐ保育器に入れられ、その後1か月を集中治療室で過ごした。予定日より1か月も早く生まれたのは、血流が悪くなり栄養が十分にい…

ダウン症児パパの育児日記、はじめます

16才の高校生ダウン症児のパパです。 今春、養護学校に入学し、元気に学校に通っています。もう随分大きくなったのですが、これまで書き溜めてきた育児日記を少しずつを掲載していきます。 生まれたばかりのお子さんがいらっしゃるかた、いままさに子育て真…