うんちは汚い?

突然ですが、うんちって汚いと思います?そりゃあ汚いだろうって?そう、もちろん汚いですよね、もちろん。

赤ん坊がうんちをどこにするかというと、そう、オムツですよね。で、そのオムツを取り替えるのは、当然親なわけです。広岡家では、オムツは紙と布の併用で、お出かけ時や夜など取り替える間隔が長くなる時は紙、それ以外は布オムツで対応しています。

紙おむつの場合は、包んでビニール袋に入れて捨てるんですが、布の場合はちょっと大変です。布ですから使い捨てじゃないでしょ、だから洗うわけです。トイレにさっと流して、あとはバケツにつけおき、その後手洗いします。f:id:DownssyndromePapa:20201030075419j:plain

まあ、慣れです。はっきり言って、慣れます。ほかにやりようがないですから。夏は水が冷たかったりして、いいこともあります(ちょっと強引)。

あゆむの場合は、毎日お通じがあります。この10月で1歳半なので、540回。そのうち半分弱は自分がオムツを換えているとして、ざっと200個のうんちを見ているわけです。うんちは成長します。

生まれたばかりの赤ん坊の便ってどんなだか、ご存知でしょうか?(もしくは覚えていらっしゃるでしょうか?)そう、ほとんど液体で、色も黄色なんですね。それが大きくなるにしたがって、多少の粘り気が見られるようになり、ペースト状になり、軟便になり、そして大人の便に近づいていくわけです。もちろん時々の体調により、色や形、においはさまざまです。病気で入院したときには、お腹に入ったウイルスのせいで酸っぱいにおいのうんちが出ていました。

うんちって、本当に毎日違います。ちょっと体調が崩れると下痢気味になり、離乳食が消化できないと、にんじんがそのままの色で出てきます。うんちによって、体調がわかり、あゆむの体の中も想像できるんです。赤ん坊が、だんだんと食べもののレパートリーが増えていくのは、つまり内臓がさまざまな食物を消化できるようになる過程なわけです。うんちの成長は、イコール体の成長なわけです。

ねっ、そうやって考えると、うんちも一概に「汚い!」とも言えないじゃないですか。

それから鼻水ですが、これははっきり言いますけど、汚くないです。まず、赤ん坊は自分で鼻がかめない。これって、乳飲み子にとってはかなり重大なことです。母乳やミルクを飲む時、赤ちゃんは相当の力で吸い付いているのですが、これが鼻が詰まっているとうまくできない。大人であれば鼻をかめばよいわけですが、赤ん坊はこれができない。で、どうなるかと いうと、そのまま飲もうとし続けて、息ができなくて、苦しくなって、泣くわけです。

こうならないように、赤ちゃんの鼻水を吸い取ってあげなきゃいけないわけです。どうやるかというと、赤ちゃんの鼻にロをつけて思いっきり吸い込んであげる、ただそれだけです。簡単です。でも、この簡単なことが、初めはちょっと抵抗があって、できないんですよね。

今になって振り返るとなにを躊躇してたのかなって思うのですが。だって、目の前で子どもが苦しんでいるのですから。

とまあそんなわけで、一般に汚いといわれていることも、ときと場合によっちゃあそうでもないなあと思うのです。これまでの思い込みや、自分の中の規範、判断基準が変わっていく、これも子育ての醍醐味かもしれません。